<当学会について>
・設立趣意
現在わが国では、吹奏楽、管弦楽、独奏、室内楽等多くの領域で管楽器が広く普及し、活況を呈している。吹奏楽の実力は海外でも誇るべき評価を獲得し、海外のオーケストラ団員や国際コンクール入賞者も多数輩出され、その演奏水準は非常に高い。これは楽器や関連する情報が不足していた時代から先達が積み上げてきた数多くの伝統や、各楽器の協会組織、ならびに吹奏楽関係団体等の功績無しには語れない。
しかし、演奏、創作、教育等の実践が活発な一方で、それらの理論的裏付けに関しては、音楽の他分野に比して研究が不足しているのではないだろうか。同時に、これまでの研究や今後進められる研究の集積と議論を行い、実践へ還元し、さらには新たな課題を発掘してゆく環境の整備が求められている。
上記の状況を踏まえ、我々はここに、管楽器、及びその周辺を包括する分野を対象とする研究を促進、醸成すると同時に学術的体系の中により鮮明に位置付け、また、そこで得られた知見の発信によって、芸術文化の発展に寄与することを目的としたコモングラウンド(共通の場)である「日本管楽芸術学会」を設立する。
日本管楽芸術学会役員
・会長
山本訓久(東京学芸大学)
・副会長
神代 修(大阪教育大学)
雲井雅人(国立音楽大学)
・事務局長
酒井勇也(宮崎大学)
・事務局次長
佐藤淳一(北海道教育大学)
・理事(会計)
菅生千穂(群馬大学)
・理事(学術)
市川克明(武蔵野音楽大学)
・理事(渉外)
日下瑶子(鳴門教育大学)