日本管楽芸術学会

Japanese Society for the Art of Wind Music
 
 

 
 
<令和5年度第1回講演会開催のお知らせ>

タイトル:日本管楽器教育の道を拓いた先人たち〜トランペットを中心にその足跡をたどる〜

 
 
 
日本の管楽芸術教育はどのように発展してきたのか。
トランペット界の源流を探ると浮かび上がる、中山冨士雄の存在。彼の教えや考えに触れながら、芸術としての管楽器教育の始動を担った先人たちの足跡をたどります。
 
日時:10月22日(日)19:00-20:30 (Zoomによるオンライン形式)
講師:神代修(大阪教育大学教授)、縄野光孝(日本トランペット協会理事)
司会:梶原彰人(高知大学准教授)
次第:
 1. プレイヤーから師をたどる
 2. 日本トランペット界のパイオニア~中山冨士雄~
 3. 吹奏楽器指導の黎明期をさぐる
 4. フリートーク
主催:日本管楽芸術学会
 
◎非会員の参加について
10月18日(水)19:00 までに事務局theartofwindmusic@gmail.com宛に以下の内容をメールしてください。また、事務局からのメールを受信できるように設定をお願いします。
・件名は「第1回講演会参加申込」としてください。
・ご氏名およびご所属(複数一括申込の場合は全員分)、連絡用メールアドレス(代表者分だけで可)
・学生(学部・修士課程)の場合は学校名
・参加料は一般 1,000円、学生500円です。複数人まとめた申込と振込も歓迎します。折り返しこちらからご連絡しますので、その後参加料をお振込みください。
 
◎会員の参加は無料です。ご興味のある方はこれを機に是非ご入会ください。
 
講師プロフィール
 


神代修(くましろおさむ)
 
1987年第4回日本管打楽器コンクール第1位。東京文化会館推薦オーディション合格。 1988年第57回日本音楽コンクール第2位(1位なし)。併せて松下賞受賞。1990年東京フィルハーモニー交響楽団入団(96年まで副首席奏者)、東京藝術大学卒業。読売新聞社、ヤマハの両新人演奏会に出演。1992年プラハの春国際コンクール特別賞受賞。 1994日本トランペット協会常任理事就任(2012年まで)。国際交流基金の助成により、ソリストとしてエクアドル国立交響楽団定期演奏会に出演し、キト音楽院にも講師として招かれる。1995年安田生命クオリティオブライフ文化財団奨学生として、ウィーン国立音楽大学に留学(~97年)。帰国後ソロ活動以外にも様々なジャンルでの活動を始め、NHK・FMリサイタル、同名曲リサイタルに出演、ソロCD「ジェントル・ストリーム」をはじめ10タイトルをリリースし好評を博す。2002年より(財)地域創造「公共ホール音楽活性化事業」登録アーティストとして、各地で地域に密着した演奏活動を行なう。2004年文化庁特別派遣芸術家在外研修員として同年12月より再渡欧、E.H.タール、G.カッソーネの各氏に師事し、時代楽器の奏法の修得及び資料の収集を行なう。「空白の時代」とされてきた19~20世紀の知られざる国内外のトランペット作品を発掘、出版活動は専門誌でも取り上げられ、海外からも注目が集まっている。
現在、大阪教育大学教授、洗足学園音楽大学客員教授、大阪音楽大学大学院非常勤講師、関西トランペット協会常任理事。これまでに、津堅直弘、杉木峯夫、故中山冨士雄、A・ホラーの各氏に師事。ラ・トロンバの会、なぎさブラスゾリステン、トランペット・カルテットT-Bros.七吹神喇叭倶楽部主宰
 

縄野光孝(なわの・みつたか)
 
1950年生まれ。早稲田大学商学部卒。在学中応援部吹奏楽団に所属し、村方千之氏に指揮法を師事して学生指揮を担当。卒業後、アマチュア・オー ケストラでトランペット奏者として活動の傍ら、日本トランペット協会常任理事・理事 として協会の運営に携わる。パイパーズ誌で最終号まで57回にわたりトランペットに関するコラムを連載したほか、インタヴュー記事も執筆している。また、バンドジャーナル誌にもたびたび寄稿。神代修門下でプロ奏者に知己が多い。